やりすごすたってあまりに長い
深夜0時、誰にも気付かれないように家を抜け出し中学校の桜を通り過ぎ坂の下のコンビニへ。
二個入りのチョコレートケーキ、ポテトチップス、チーズ、ビーフジャーキー、いくらと梅のおにぎり、酎ハイを買って夜道を帰る。
シャワーを浴びて静かに部屋に戻って、ゴミの散らかる部屋でひたすら胃に詰め込む。
夕食はとった。
夕食の後に激辛カップラーメンと苺のアイスクリームに練乳を追加したものも食べた。お腹は空いてない。でも満たされない。
やめられない。やめる気も、多分ない。
アルコールでぼやけた頭が気持ちよくて、胃がくるしいのを忘れさせてくれる。
このまま深い深い海へ沈んで行きたい、行きたくない。どこかへ行きたい。幸せなところ。
Title:Cocco/十三夜